特別展「能扇ー麗しの意匠ー」

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概要

 日本で室町時代に成立し、650年を超えた現在も演じ続けられている伝統芸能「能楽」。2008年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されています。
 世界最古のミュージカルと称され、最小の演出で最大の効果を追求する能において、扇は切り離すことのできない存在です。出演者はみな扇を手に、あるいは腰に差し舞台に臨みます。開演中は主役自身で指先として、また盃、刀、筆などの小道具に、さらには舞台を描き込んだ背景美術へと千差万化します。
 本展は伝統産業の担い手が減少している現代に、能扇の作成を一手に引き受ける十松屋福井扇舗にご協力いただきました。舞台上で開いて閉じてと役者に連動して姿を変える能扇のありのままの美しさ、そして当館が所蔵する能装束との共演をお楽しみください。
 能楽を知るきっかけの一つとして、また能楽の魅力を感じる新たな切り口として多くの方にご鑑賞頂けましたら幸いです。

開催期間

2026年1月9日(金)~3月22日(日)
10:00~18:00(最終入館17:30)
休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日)

会場

金沢能楽美術館(金沢市広坂1丁目2番25号)

申し込み

不要

参加費

観覧料 一般 310円
    65歳以上 210円
    団体(20名以上)260円
    高校生以下 無料

主催

金沢能楽美術館

問い合わせ先

金沢能楽美術館(金沢市広坂1丁目2番地25号)
TEL:076-220-2790