イベント情報
Web版みまっ誌

イベントについては、諸般の事情により中止となる場合がございますので
詳細については各イベント問合せ先までお願いします。

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移転開館5周年記念 重要無形文化財指定50周年記念 喜如嘉の芭蕉布展

 芭蕉布は、糸芭蕉の繊維を糸にして織られた「沖縄の風土が生んだ最も沖縄らしい織物」で、琉球王国時代からつくられてきました。現在では、沖縄本島の大宜味村喜如嘉で、村の婦人たちによってその製法が伝承されています。

 喜如嘉の芭蕉布は、糸芭蕉を育てることからはじまり、収穫後の糸づくり、染め、織りまで、すべてが天然の材料と手仕事によって製作され、絣の技法を用いた独特な模様が特徴となっています。

 本展は、「喜如嘉の芭蕉布」が重要無形文化財の指定を受けてから50周年の節目にあたり、戦後に滅びかけた芭蕉布の技術復興に尽力した人間国宝、故・平良敏子氏とその工房の作品を中心に、芭蕉布の歴史的名品もあわせて芭蕉布の魅力を紹介します。

 ※会期中展示替えあり

西田幾多郎の哲学テキスト「直接に與へられるもの」をみんなで朗読している映像演劇

オーディションで選ばれた市民とともに西田幾多郎の論文「直接に與へられるもの」をモチーフにした〈映像演劇〉作品を上演します。 映像のみであるが演劇である、という〈映像演劇〉の手法によって、西田の哲学テキストがどのように読まれ、経験されうるのか。ぜひご覧ください。

アペルト19 森本啓太 what has escaped us

光と影が織り成す、ありそうで、どこにもない情景――
現代の都市風景の魅力と虚実の境界を探る森本啓太作品。

森本啓太は大学1年の時、バロック絵画を代表する画家、「光の魔術師」とも称されたレンブ
ラント・ファン・レインの絵画に出会いました。その後大学で彼は古典的な絵画技法を学びま
す。森本はまさにバロック絵画を思わせる技法を使い現代の風景を描き出します。見る側は、
視覚的な美しさの中に現実と虚構の境界が揺さぶられるような感覚を味わうでしょう。

ジャネット・カーディフ 40声のモテット

当館コレクション作家のジャネット・カーディフによる『40声のモテット』を国内巡回展示します。
40台のスピーカーから再生される聖歌隊の40人の声が、空間を彫刻のように構築するサウンドインスタレーションで、交互に響き合う音が立体的に押し寄せる圧倒的な没入感を味わうことができます。
来館者は歩きながら鑑賞することで、音の変化を自由に体験することができます。妹島和世+西沢立衛/SANAAが設計した現代アートに特化した展示室で響き渡る、当館ならではのサウンドインスタレーションを体感ください。

コレクション展示「伝説・伝承の住人たち」

加賀本多博物館の収蔵品には、仏教や道教にまつわる人物画をはじめ、日本や中国の伝説・伝承に登場する人物や動物を表した品がいくつもみられます。これらの中から、加賀本多家2代当主・政長の手による水墨画のほか、北斎漫画や調度品を合わせて公開いたします。また作品の題材となった伝説や伝承の内容についてもご紹介します。

観能の夕べプレ講座

今年も石川県立能楽堂で上演される「観能の夕べ」にあわせた「プレ講座」を開催いたします。
金沢能楽会の人気能楽師が、舞台の見どころや物語の背景などを、丁寧に分かりやすくご紹介します。
能をもっと深く味わいたい、感じたい、という方、ぜひご参加ください。
※9日間分の演目を、3回に分けて解説します。

寺島蔵人邸 寺島蔵人塾 民俗学学習講座

金沢城下に伝わった江戸の生活文化
-食文化を中心に-

光る泥だんごづくり

日本の伝統的な土壁の仕組みと職人の技術を体験しませんか?
文化財建造物の修理工事に携わっている左官職人の指導による泥だんごづくりです。
完成した泥だんごは当日持ち帰る帰ることができます。

♦申し込み期間
6月7日(土)10:00~7月4日(金)17:00まで

第72回日本小児保健協会学術集会 市民公開プログラム&ワークショップ

6月27日(金)~29日(日)、石川県立音楽堂を主会場に「第72回日本小児保健協会 学術集会」を開催します。
市民公開プログラム&ワークショップがありますので、ぜひご参加ください!

◆ワークショップ in やすらぎ広場
6月28日(土)11:00~17:00
6月29日(日)9:00~16:00
・能登半島地震:子どもたちのケアをアートから 手をうごかすことで語る・つながる「わたしのにわ みんなのにわ」
・「記憶のかけらプロジェクト」アクセサリーづくり

◆市民公開プログラム in 邦楽ホール
6月29日(日)
・13:40~15:10 ~よりそう・つながる・ひろがる~親の会・自治体・支援団体がともに手を取る「いしかわの形」をめざして
・15:20~16:20 特性に寄り添う個育て~兄妹アーティストKANTA&KAEDEの場合~

◆メディカルオーケストラ金沢 in コンサートホール※要入場整理券
6月29日(日)17:00開演(16:00開場)
ショスタコーヴィチ:祝典序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」
ブラームス:交響曲第1番

小中学生のための「ものづくり教室」

⼦どもたちに、物づくりの楽しさを知ってもらうことを⽬的とした「ものづくり教室」を実施します。
今年度実施するのは(1)普段使うことのない⼯作機械(旋盤、ボール盤)を使って⾦属を削り「コマ」
を製作する教室と、(2)⾃分でプログラミングして、いろいろな反応をする「ミニロボット」を製作
する教室です。ものづくりの楽しさを、是⾮体験してください!

令和令和7年度 第44回 金沢少年の翼静岡・山梨方面派遣研修 団員募集

児童・生徒が団体生活を通して友愛と協調の精神や社会性・自主性を養うとともにSDGsの意識向上を図るため、静岡・山梨方面に派遣します。
今年度の研修は富士山山麓を中心に、富士山ダウントレッキング、河口湖カナディアンカヌー体験、お茶摘み・お茶もみ体験、田子の浦漁港見学、鎌倉市内自主研修等を行います。

泉鏡花記念館 企画展「芥川さんのこと」

少年期からの愛読者として、そして十九歳年の離れた後輩作家として鏡花を慕いながらも、突如としてこの世を去った芥川龍之介(1892-1927)。十年にも満たないその交流は書簡や寄稿に手跡として残り、鏡花の心をなぐさめました。細やか且つ濃密な親交の軌跡を両者の言葉で辿ります。

●企画展関連イベント●(要申込・詳細はHPをご確認ください) https://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/
6月15日(日)講座「芥川龍之介が仰ぎ見た泉鏡花」
8月 2日(土)講座「芥川君と芥川さんー鏡花・秋聲と龍之介をめぐって」

ALTEMY PARK IN PROGRESS

建築デザインスタジオALTEMY は、建築と人との関係性を改めて問い直し、日常に豊かな変化を与えてきました。今回、金沢21世紀美術館の建築を再読し、その空間にささやかなトリックを仕掛けることで、訪れる人々は日常を疑うことになります。ALTEMYが仕掛けるささやかな建築が、来館者の身体と呼応しながら、公園のような金沢21世紀美術館はさらに輝いていきます。この展示を通して、マジョリティを解体しながら、21年目の日常を一緒に考えたいと思っています。

【終了】建築展という敷地

「ALTEMY PARK IN PROGRESS」関連イベント

形而上の次元をも含む広大な思考として「建築」が建ち上がる場として、いかに建築展は構成可能でしょうか?
当館で開催される「PARK IN PROGRESS」は、美術館のなかの展示ではありながら、建築を拡張するための建築展である。つまり、建築展は、建築のオルタナティブな敷地ともなり得るという考えに基づいています。
当イベントでは、本展の展示をさらに深めるためのディスカッションを行います。

積層する時間:この世界を描くこと

環境問題、紛争や戦争、貧困や経済格差、人種差別、性的マイノリティの権利、移民・難民問題、新しい感染症など、今日、人類は多くの深刻な問題と直面しています。絵画、ドローイング、アニメーション、版画などの手法を使って、過去の出来事への鋭い批評、土地が持つ歴史や神話、植民地化や戦争の歴史、風景や自然の中に潜在する過去との接続や時間の流れ、生と死という生命の時間など、アーティストそれぞれの問題意識や関心から複数の積層した時間が描き出された作品を紹介します。