イベント情報
Web版みまっ誌

イベントについては、諸般の事情により中止となる場合がございますので
詳細については各イベント問合せ先までお願いします。

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三館連携・馬場小学校回顧展「光を追うてvol.2―馬場小学校と秋聲―」

 令和6年3月、明治3年から150年に及ぶ歴史を紡ぎ続けた金沢市立馬場小学校が閉校しました。明治12年~16年、同校の前身にあたる養成小学校に通っていたのが、のちの作家・徳田秋聲(明治4年生)です。秋聲の自伝小説「光を追うて」(昭和13年)には、内向的な少年だった秋聲が、この学校で初めて新しい世界を知った時の感慨が記されています。
 秋聲没後の昭和45年には、同校創立100周年を記念して、校庭に卒業生である秋聲・泉鏡花・尾山篤二郎を記念した「文学の故郷」碑が建設されました。碑文を揮毫したのは、ノーベル文学賞を受賞して間もない頃の川端康成です。三人の作品の一節を刻んだこの時の碑文原稿は同校で長く保管されてきましたが、閉校を機に当館に移管されることとなりました。 
 この展示では、同じく資料の移管を受けた金沢ふるさと偉人館、金沢くらしの博物館との連携企画として、同校旧蔵の貴重な資料を順次公開いたします。

四季の庭園・音楽鑑賞会 春の邦楽演奏会

庭園のドウダンツツジを見ながら、箏・尺八・三味線の邦楽演奏会をお楽しみください。

企画展「魚眠洞の時代 犀星のノスタルジア」

 「魚眠洞」を名乗った時代、すなわち大正11年から昭和2年頃は、犀星が後に自ら揶揄したように、風流に沈んだ時代ではありましたが、作家となって以来故郷に最も親しんだ時代でもあり、それが後の作家活動への滋養となりました。
 犀星の初めての本格的な随筆集『魚眠洞随筆』を中心にひもときながら、金沢での暮らしぶりや心象風景をたどります。

「〔新収蔵資料紹介〕前田土佐守家の家老 生沼家」

  前田土佐守家資料館では令和元(2019)年度に、七十余点の古文書群「生沼甚左衛門家文書(仮称)」を前田土佐守家に関連する資料として新たに収蔵しました。
  生沼甚左衛門家は前田土佐守家の重臣です。前田土佐守家をはじめ、一定以上の禄高を有する加賀藩士家では、家格を維持し、家政を運営するために家臣たちを召し抱えていました。このように藩士に仕える家臣たちは藩主(大名)の陪臣と位置付けられます。彼らは藩士、すなわち藩主(大名)に仕える直臣と同様に、藩士を主家として使え、日々の仕事をこなし、その対価として給禄を食んでいました。家の規模や時代によっても異なりますが、年寄衆八家に代表されるような万石以上の加賀藩士たちは数百人の家臣を召し抱えていたようです。
  このたび収蔵した「生沼甚左衛門家文書」は、加賀藩の陪臣の姿や前田土佐守家の家政の仕組みを明らかにする一助となるものです。本展では、これらを一堂に公開し、加賀藩陪臣の職務や暮らしぶりについて紹介します。

【終了】紙漉き実演

江戸時代、加賀藩の奉書紙を生産していた地域であった金沢市二俣町から移築された紙漉き農家で行う紙漉き実演です。当時の暮らしを思い描きながら、伝統の技術をご覧ください。

※詳細は金沢湯涌江戸村HPをご確認下さい。(https://www.kanazawa-museum.jp/edomura/)

講師:岩本由利子

企画展「収蔵品展:衆人愛敬」の開催(3/20-7/6)

 3月20日(木・祝)より企画展「収蔵品展:衆人愛敬」を開催いたします。

 江戸時代、加賀百万石の大名前田家のもと高度な武家文化が花開いた金沢。なかでも能楽は武士の嗜みとして手厚く保護育成されました。将軍に倣い、五代藩主前田綱紀が宝生流の家元を指南役としたことから、加賀では能五流のひとつ宝生流が根付き栄えます。明治維新による幕藩体制の終焉は一時の衰退をもたらしましたが、加賀では佐野吉之助をはじめとする能楽師と愛好家の尽力により復興、のちに「加賀宝生」と称されるほど広く浸透しました。

 能を大成させた室町時代の芸能者、世阿弥が記した伝書『風姿花伝』に「衆人愛敬」という言葉が登場します。『観音経』からこの言葉を引用して、能が身分を問わず多くのものに愛され大切にされる芸となることを求めていました。加賀宝生の誇りのもと民衆に愛され、守られてきた能楽。世阿弥の理想が体現された地で、当館所蔵品を中心に美の粋を集めた能装束、奥ゆかしい能面などをご紹介いたします。

オリジナルこいのぼりを作ろう!

みーーんな芸術家!約2mの大きさがあるカラフルなオリジナルこいのぼりを作ろう!
長さが約2mある白い紙に、絵の具で自由に絵を描いて作ります。
※雨天中止

春季特別展「加賀本多家の名品展」

「加賀八家」本多家に伝来するコレクションから関ヶ原の戦いや大坂の陣で使用された甲冑や刀剣、加賀藩主前田家よりお輿入れした姫君の調度品など、選び抜いた名品の数々を一挙公開。加賀本多家に伝わる品々から江戸時代の金沢に迫ります。

【終了】国際交流キッズクラフト!

工作が好き・外国に興味のある小学生のみなさん!

金沢で暮らす外国人のお兄さん・お姉さんたちと交流しながら一緒に工作をするイベントを開催します!

「みんなで好きな食べ物を持ち寄り、パーティーする」ことをテーマに、色画用紙・紙粘土・毛糸などを使って、ひとり一つずつ好きな食べ物を工作します。
みんなの作品を大きなテーブルに並べて「パーティーの食卓」を完成させましょう♪

外国人のお兄さん・お姉さん(それぞれモロッコ・フィリピン・マダガスカル・カナダ・キルギス出身)から、母国の料理についても教えてもらいます。
お兄さん・お姉さんも、皆さんと一緒に母国の料理を工作しますよ。どんな料理があるのか、お楽しみに!

工作を通して楽しく国際交流しましょう♪
ゲームもあります!

イベントは日本語で行います。
お気軽にお申し込みください♪

【募集終了】令和7年度初級『能面打ち講座』受講生募集のお知らせ

令和7年度初級『能面打ち講座』~小面を彫る~受講生募集

もう春も間近。新しいことを始めてみませんか?
約半年で本格的な能面作りが学べます。
初めての方も講師が親切丁寧に指導しますので、ご安心ください。
様々な世代の方に受講いただいております。

◆内 容 能面「小面(こおもて)」を檜の角材からじっくりと制作します。
※床に座っての作業となります。

移転開館5周年記念 花と暮らす展

 日本では春夏秋冬の四季の中で、季節ごとの花や色彩を生活に取り入れ日々の暮らしを楽しんできました。多くの作家が身近な自然にテーマを求め、春の花だけでも椿や桜、牡丹などをさまざまな作品として表現しています。身の回りにある花々だからこそ、それぞれの技法や個性が際立ってきます。さらに工芸作品では、花を生活に取り入れるための花器も数多く制作されてきました。
 本展は国立工芸館の所蔵品を中心に、春から夏にかけて咲く花などの植物をテーマにした工芸・デザイン作品と花のためのうつわをご紹介する展覧会です。作品に登場する花々は本展の会期中、身の回りで目にすることのできるものを集めてみました。本展を通し身近な自然と工芸・デザインの関係に改めてご注目ください。

【同時開催】
テーマ展示 本と暮らす(会場:国立工芸館 芽の部屋)
明治から昭和の時代に活躍したグラフィックデザイナー、杉浦非水(1876-1965)の旧蔵本の一部をご紹介します。

子ども作品展「第20回 名前一文字展」【後期】年中以下、小学1・3・5年生の部

幼児から小学生までの子どもたちが、大切な自分の名前から好きな「一文字」を選んで、自由に書いた作品を前期と後期に分けて展示します。
3月15日から開催の後期では、年中以下、小学1・3・5年生の作品を展示します。

【終了】八田與一生誕祭連携企画 演劇「碧綠的詩(へきりょくのうた)」金沢公演

台湾水利の父・八田與一を主役に、当時の台湾の光と影に切り込んだ、笑いあり涙ありの舞台をお楽しみください。
※学芸員による解説トークショーあり

【終了】子ども作品展「第20回 名前一文字展」【前期】年長、小学2・4・6年生の部

幼児から小学生までの子どもたちが、大切な自分の名前から好きな「一文字」を選んで、自由に書いた作品を前期と後期に分けて展示します。
2月8日から開催の前期では、年長、小学2・4・6年生の作品を展示します。

【終了】石川県立歴史博物館 石川の歴史遺産セミナー第40回「震災を未来につなぐ-文化財・遺構・手記-」

 石川県立歴史博物館では、県内外の研究機関並びに研究者の協力を得ながら、当地の新しい歴史像の創造に寄与できる歴史的課題に取り組むことを目指し、石川の歴史遺産セミナーを開催しています。
 第40回となる今回は「震災を未来につなぐ-文化財・遺構・手記-」をテーマに開催します。県下に未曽有の被害をもたらした令和6年能登半島地震から1年、そして奥能登豪雨から半年が経過し、生活再建とあわせて復興に向けたさまざまな取り組みが進んでいます。
 文化財レスキュー活動においても、今後は救出した文化財をいかに継承し、地域の復興につなげるのか、長期的な展望が必要となります。さらには、この災害そのものを後世に伝えていくための資料や遺構、情報の収集・保存も重要と考えます。
 本セミナーでは全3回のリレー講義を通して、被災文化財を、そして災害の記録と記憶を未来に伝えるため、いま必要なアクションは何か、共に考える契機とします。