家庭教育コラム No.33 「子供には、夢を持ってほしいと思っています。」
あのね、けいこ先生! vol.25「子供には、夢を持ってほしいと思っています。」 〔8つのすすめ 8〕
お悩み相談の内容
子供には、夢を持ってほしいと思っています。親の関わり方について教えてください。
(小学校低学年の保護者)
けいこ先生より
本当ですね。未来を明るく思い描き,本人ならではの夢を持ち,どうか楽しく朗らかに歩いていって欲しいという願いは,おそらくほとんどの保護者の皆さまが抱いておられるのではないかと思います(もちろん,私もそうです!)。
保護者の皆さんが小学生の頃の夢,覚えておられますでしょうか?私は,保育園卒園時は「おはなやさん」でしたねぇ。小学生の頃は「小学校の先生」だったかなぁ(両親の希望を大いに反映してますね,苦笑)。早期からのキャリア教育が謳われる令和の今,小学生の「将来の夢」は「何かの仕事に就く」ことにますます限定され,「その夢を叶えるための能力」を早くから身につけることに,ちょっとだけ意識が向けられ過ぎているかも…と思ったりします(社会全体がですね)。今の自分の能力なんか気にすることなく将来に思いを馳せたり,将来なんか気にすることなく今をとことん楽しんだりすることは,小学生の「今」しかできないことかもしれないですね。
さて,お子さんが好きなものや好きなことを,一緒に楽しむというのはどうでしょう?好きなものがよくわからない場合は,お子さんと一緒に何かをする時間をつくっていただけると,とっても嬉しいです!今日あったことを話す,料理をする,ボードゲームやカードゲームをする,テレビを見ながら話をする,散歩をするなどなど,何でもいいです!保護者の皆さんがお子さんと一緒に過ごしてくださったかけがえのない時間は,ひそやかに子どもたちの心身の血肉となり,この先,自分なりの夢と向き合うお子さんを支える確かな力になると信じます。
すべてのお子さまと保護者の皆さまが,毎日を幸せに過ごせますように,心から願っています。
家庭で子どもを育むための8つのすすめから
今回のご相談は、金沢市教育委員会の家庭教育に関する指針『家庭で子どもを育むための8つのすすめ』の「8 支えよう 子どもの夢と可能性」に関連するご相談かと思います。どうぞお時間のありますときに、『8つのすすめ』もご覧ください。
金沢大学人間社会研究域学校教育系 教授 滝口 圭子(たきぐち けいこ)氏
発達心理学を専門とし、保育、教育の実践と研究に広く携わる。
自身の子供は思春期爆走中。