家庭教育コラム No.30 「あいさつが苦手みたいです」

あのね、けいこ先生! vol.22「あいさつが苦手みたいです」 〔8つのすすめ 3〕

お悩み相談の内容

子供はあいさつが苦手なようで、近所の方にあいさつをされても返すことができません。どうしたらよいでしょうか。
(小学校低学年の保護者)

けいこ先生より

 お子さんがあいさつを返すことができない時に、保護者さんがそばにいてくださったということですよね。何よりそのことが素敵です!どうぞ色々な機会を一緒に過ごせるといいなと思います。

 子どもも大人も、いろんな人がいていいですよね。あいさつがあまり得意ではないお子さんがいてもいいんじゃないかなぁ。
 あいさつをされた時のお子さんの気持ちはどんな様子でしょうか。恥ずかしいのかな?緊張してる?家族や親戚ではない大人が少し怖い?とっさのことで、どうしたらよいのかわからず固まっている?ゆっくり探ってみてくださいね。どうぞお子さんを問い詰めることだけは、避けていただけると嬉しいです。それにしても、幼少期から「いかのおすし」「不審者には気をつけて!」と何度も何度も伝えられている子どもたち。誰が信頼できる年長者で、誰が不審者なのか、瞬時に判断することはなかなか難しそう。年齢にかかわらず地域でともに過ごすすべての皆さんが互いに信頼できる世の中であればいいのにな…。

 確かに、元気のいいあいさつは見栄えもよくて気持ちがいいのですが、本当に大切なのは「あいさつを通しての気持ちのやりとり」かなと思います。あいさつの言葉が出てこなくても、頭を下げて返したり、心のなかで「おはようございます」とあいさつをしたりすることができればいいと思います。そして、保護者を含む周囲の大人の皆さんが互いに(できれば明るく)あいさつを交わす姿に、たくさんたくさん接することができるといいなと思います!

 すべてのお子さまと保護者の皆さまが、毎日を幸せに過ごせますように、心から願っています。

家庭で子どもを育むための8つのすすめから

今回のご相談は、金沢市教育委員会の家庭教育に関する指針『家庭で子どもを育むための8つのすすめ』の「3 声かけよう 笑顔であいさつ 朝一番」に関連するご相談かと思います。どうぞお時間のありますときに、『8つのすすめ』もご覧ください。

家庭で子どもを育むための8つのすすめ(PDFファイル: )

けいこ先生

金沢大学人間社会研究域学校教育系 教授 滝口 圭子(たきぐち けいこ)氏
発達心理学を専門とし、保育、教育の実践と研究に広く携わる。
自身の子供は思春期爆走中。