特別展「能楽師大鼓方・飯嶋六之佐家」

概要

 飯嶋六之佐家は藩政期から現代まで加賀宝生の地金沢で能楽の大鼓方を勤め続ける唯一の家です。
 家芸の歴史は坂尻屋の五代・八郎右衛門没後、その妻である俳人・珈凉の元へ養子に迎えられた佐六から始まります。
 大鼓方の町役者として数々の舞台に出勤し前田家藩主から認められた佐六は、飯嶋姓を名乗る許しと「六之佐」の名を拝領しました。以降4代にわたり藩主が催す舞台や稽古の御用を勤めます。
 明治維新後、藩主前田家が金沢を去り家芸を継承してきた家々が上京したり廃絶する中で、飯嶋家は佐野吉之助をはじめとする能楽愛好家達と能楽の復興・発展に努めました。
 この度は飯嶋家に伝わった資料の受贈とともに、同家の調寿会70回を記念し展覧会を開催いたします。能楽、金沢の史実と共に歩んできた飯嶋家の歴史を知る一助となりましたら幸いです。

開催期間

令和6年9月6日(金)~10月28日(月)
10:00~18:00(最終入館17:30)
休 館 日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日)
     10月28日(月)は開館、
     10月29日(火)は休館

会場

金沢能楽美術館(金沢市広坂1-2-25)

申し込み

不要

参加費

観覧料 一般・大学生 310円
     65歳以上 210円
     高校生以下 無料
     団体(20名様以上) 260円

主催

金沢能楽美術館

問い合わせ先

金沢能楽美術館(金沢市広坂1-2-25)
電話:076-220-2790