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企画展「犀星と戦争」
概要
終戦から80年という節目の年をむかえ、長い戦争の時代を生きた文学者室生犀星の姿を見つめます。
戦争の足音、勝利、熱狂、統制、欠乏、疎開、敗戦・・・。日中戦争から太平洋戦争へと戦局が進むなか、否応なしに国家と結びつき、変化を余儀なくされた文学者たち。犀星もまた時代の渦に巻き込まれ、時局に無関心でいることもあらがうこともできず、ゆれ動いていました。この時代に何を書くべきなのか、発表の場が失われていくなかでどうやって生き残るのか。戦争詩を書いたかと思えば命の尊さを説き、日本の古典に題材を求める一方で銃後の暮らしを淡々と描いた犀星。ただ変わらずあったのは真摯に文学と向き合う姿勢でした。
私は私の文学だけを益々深くそだてることを忘れないようにしたい、
私が生きて役に立つことはこの文学をいつくしむことだけである。
(「文学は文学の戦場に」)
時代に翻弄されたひとりの文学者として、また生活者として犀星が何を思い、どう生きたのか、当時の作品や出版物でたどります。
開催期間
2025年7月12日(土)~11月9日(日)
休館日:火曜日(休日の場合はその直後の平日)
会場
室生犀星記念館
(金沢市千日町3-22)
申し込み
不要
参加費
一般 310円
団体(20名以上)260円
65歳以上・障害者手帳をお持ちの方およびその介護人 210円
高校生以下 無料
主催
室生犀星記念館
問い合わせ先
室生犀星記念館(076-245-1108)