反復と偶然展

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概要

本展は「反復」と「偶然」という工芸やデザインを特徴づけるふたつの性質に注目し、国立工芸館の所蔵品をご紹介する展覧会です。
同じ動きの繰り返しで造形されるものや、同じ図柄を連続させたり幾何学模様を施すことは、洋の東西を問わずあらゆる工芸やデザインにみられます。たとえば、竹工や織物は「編む、織る」という反復動作が直接作品の形状や模様につながります。また、食器などでは用途の異なるものを同じかたちに揃えることで統一感が生まれますし、同じかたちのパーツで構成された物品は、見る人や使う人に心地よいリズムを感じさせます。
一方で、自然素材は木目や節の具合などひとつとして同じものがなく、制作工程での火力や温湿度、力の加減や歪みといった完全にはコントロールできない偶然性も工芸の特質です。この人為を超えた作用が、作品の味わいとなることも少なくありません。あるいは、本来均質な製品の量産を目指すデザインに、あえて偶然できたような風合いをもたせることで、量産品らしからぬ存在感が備わることもあります。
反復と偶然がおりなす工芸とデザインの多様な表現の魅力をお楽しみください。

申し込み

開催期間

令和6年12月17日(火)~2月24日(月・休)
9:30~17:30(入館は17:00まで)

休館日:
月曜日(ただし、1/13,2/24は開館)、年末年始(12/28~1/1)、1/14(火)

会場

国立工芸館(金沢市出羽町3-2)

申し込み

不要

参加費

・一般 300円
・大学生 150円
・高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1人)は無料
・その他割引はホームページをご参照ください。
https://www.momat.go.jp/craft-museum/exhibitions/r6-02
※上記「申し込み」よりリンクがつながります

主催

国立工芸館

問い合わせ先

国立工芸館 050-5541-8600(ハローダイヤル)