イベント情報
Web版みまっ誌

イベントについては、諸般の事情により中止となる場合がございますので
詳細については各イベント問合せ先までお願いします。

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令和7年度テーマ展「知行と禄」

 当館の「テーマ展」は、金沢や加賀藩の歴史を毎年異なるテーマで掘り下げる展示です。
 第1回となる今回は、武士身分の基本である「知行と禄」をとりあげます。江戸時代の武士は、徳川将軍家を頂点として家臣団を構成し、主人への奉公の対価として「知行」や「禄」を与えられていました。それは彼らの収入源であるとともに、武士身分を規定する要素でもありました。金沢を含む地域では、前田家が加賀・能登・越中の三国を加賀藩として支配し、同じく家臣団を召し抱え、領知を家臣に分配していました。
 本展では、とくに加賀藩について、「知行と禄」にまつわる制度や史料についてご紹介します。
 テーマ展を通して、なんとなく知っているつもりで知らなかった、改めて押さえておきたい基本的な事柄について学ぶ場をご提供できればと思います。
 江戸時代の武士について、また加賀前田家の城下町として栄えた金沢の歴史について、改めて知っていただく機会となれば幸いです。

【終了】寺島蔵人邸 寺島蔵人塾 庭園解説講座

寺島蔵人邸は、江戸時代の加賀藩中級武士の暮らしが今に残る屋敷です。庭は寺島蔵人が作らせたという青戸室石の三重九輪の塔を中心とした池泉回遊式の庭園です。樹齢三百年を超えると伝わるドウダンツツジやイロハモミジの古木など、歴史を感じさせる庭を見渡す奥座敷で庭園解説講座を行います。

ギャラリートーク回顧展「馬場小学校ゆかりの偉人たち」

金沢市立馬場小学校出身の偉人たちや展示資料について、当館学芸員が解説します。

【終了】五月人形と着物で記念撮影

博物館のレトロな着物で館内を巡りながら、記念撮影してみませんか?

年齢や身長にあわせて、複数の着物の中から選んで着ることができます。
写真撮影は保護者の方(要・観覧料金)にお願いしていますので、カメラをお持ちください。

三館連携・馬場小学校回顧展「馬場小学校ゆかりの偉人たち」

昨年閉校した金沢市立馬場小学校ゆかりの偉人をテーマに、馬場小学校旧蔵資料を展示する回顧展を開催します。

【終了】春の宵 ドウダンツツジのライトアップ

夜に浮かびあがるドウダンツツジの白い花が幻想的な庭園を彩ります。                               2日間限定のライトアップをお楽しみください。

【終了】春の植物観察会

桜や山野草を解説を交えながら観察してもらう。

令和7年度金沢大学資料館前期企画展「金大学生寮の軌跡-白梅寮篇/泉学寮篇-」

金沢大学資料館では,2025(令和7)年3月31日(月)より前期企画展「金大学生寮の軌
跡-白梅寮篇/泉学寮篇-」を開催します。

2023(令和5)年,建物の老朽化などの理由により,金沢大学の学生寮であった白梅寮
(女子寮)と泉学寮(男子寮)が廃寮となり,数多くの寮関係資料が当館に寄贈
されました。本企画展では,白梅寮篇と泉学寮篇の2期に分け,寮に残された貴
重な資料の一部を公開し,寮生たちの「自治」による寮運営の有り様や寮独自の
文化活動などについて紹介します。

皆様のご来館をお待ちしております。

【終了】加賀につづいた琳派 宗雪・相説-宗達と光琳のあいだに-

屏風全体に草花を散らし、幻想的な世界を作り上げた「たはらやの草花図」。「たはらや」とは、琳派の祖とされる俵屋宗達が率いた工房を意味し、その商標たる「伊年印」を有する「草花図」が金沢を中心とした北陸地方で数多く愛蔵されています。
宗達は誰もが知る巨匠ですが、その後継者が加賀・金沢で活動したことは、意外と知られていません。その中心を担った俵屋宗雪と喜多川相説は、名前の読みが同じ「そうせつ」であることから、かつては同一人物とも思われていましたが、宗雪は加賀藩に仕え、その後継者として活躍したのが相説と考えられています。
この地で長く愛されてきた「たはらやの草花図」は、「加賀につづいた琳派」と呼ぶことができます。本展覧会では、その源流となる宗達の作品から、加賀での道筋を付けた宗雪と相説への作風の転換を探るとともに、五十嵐派蒔絵との関わり、「伊年印」の作品の数々を紹介します。

【終了】三館連携・馬場小学校回顧展「光を追うてvol.2―馬場小学校と秋聲―」

 令和6年3月、明治3年から150年に及ぶ歴史を紡ぎ続けた金沢市立馬場小学校が閉校しました。明治12年~16年、同校の前身にあたる養成小学校に通っていたのが、のちの作家・徳田秋聲(明治4年生)です。秋聲の自伝小説「光を追うて」(昭和13年)には、内向的な少年だった秋聲が、この学校で初めて新しい世界を知った時の感慨が記されています。
 秋聲没後の昭和45年には、同校創立100周年を記念して、校庭に卒業生である秋聲・泉鏡花・尾山篤二郎を記念した「文学の故郷」碑が建設されました。碑文を揮毫したのは、ノーベル文学賞を受賞して間もない頃の川端康成です。三人の作品の一節を刻んだこの時の碑文原稿は同校で長く保管されてきましたが、閉校を機に当館に移管されることとなりました。 
 この展示では、同じく資料の移管を受けた金沢ふるさと偉人館、金沢くらしの博物館との連携企画として、同校旧蔵の貴重な資料を順次公開いたします。

【終了】四季の庭園・音楽鑑賞会 春の邦楽演奏会

庭園のドウダンツツジを見ながら、箏・尺八・三味線の邦楽演奏会をお楽しみください。

【終了】企画展「魚眠洞の時代 犀星のノスタルジア」

 「魚眠洞」を名乗った時代、すなわち大正11年から昭和2年頃は、犀星が後に自ら揶揄したように、風流に沈んだ時代ではありましたが、作家となって以来故郷に最も親しんだ時代でもあり、それが後の作家活動への滋養となりました。
 犀星の初めての本格的な随筆集『魚眠洞随筆』を中心にひもときながら、金沢での暮らしぶりや心象風景をたどります。

【終了】「〔新収蔵資料紹介〕前田土佐守家の家老 生沼家」

  前田土佐守家資料館では令和元(2019)年度に、七十余点の古文書群「生沼甚左衛門家文書(仮称)」を前田土佐守家に関連する資料として新たに収蔵しました。
  生沼甚左衛門家は前田土佐守家の重臣です。前田土佐守家をはじめ、一定以上の禄高を有する加賀藩士家では、家格を維持し、家政を運営するために家臣たちを召し抱えていました。このように藩士に仕える家臣たちは藩主(大名)の陪臣と位置付けられます。彼らは藩士、すなわち藩主(大名)に仕える直臣と同様に、藩士を主家として使え、日々の仕事をこなし、その対価として給禄を食んでいました。家の規模や時代によっても異なりますが、年寄衆八家に代表されるような万石以上の加賀藩士たちは数百人の家臣を召し抱えていたようです。
  このたび収蔵した「生沼甚左衛門家文書」は、加賀藩の陪臣の姿や前田土佐守家の家政の仕組みを明らかにする一助となるものです。本展では、これらを一堂に公開し、加賀藩陪臣の職務や暮らしぶりについて紹介します。

【終了】紙漉き実演

江戸時代、加賀藩の奉書紙を生産していた地域であった金沢市二俣町から移築された紙漉き農家で行う紙漉き実演です。当時の暮らしを思い描きながら、伝統の技術をご覧ください。

※詳細は金沢湯涌江戸村HPをご確認下さい。(https://www.kanazawa-museum.jp/edomura/)

講師:岩本由利子

【終了】企画展「収蔵品展:衆人愛敬」の開催(3/20-7/6)

 3月20日(木・祝)より企画展「収蔵品展:衆人愛敬」を開催いたします。

 江戸時代、加賀百万石の大名前田家のもと高度な武家文化が花開いた金沢。なかでも能楽は武士の嗜みとして手厚く保護育成されました。将軍に倣い、五代藩主前田綱紀が宝生流の家元を指南役としたことから、加賀では能五流のひとつ宝生流が根付き栄えます。明治維新による幕藩体制の終焉は一時の衰退をもたらしましたが、加賀では佐野吉之助をはじめとする能楽師と愛好家の尽力により復興、のちに「加賀宝生」と称されるほど広く浸透しました。

 能を大成させた室町時代の芸能者、世阿弥が記した伝書『風姿花伝』に「衆人愛敬」という言葉が登場します。『観音経』からこの言葉を引用して、能が身分を問わず多くのものに愛され大切にされる芸となることを求めていました。加賀宝生の誇りのもと民衆に愛され、守られてきた能楽。世阿弥の理想が体現された地で、当館所蔵品を中心に美の粋を集めた能装束、奥ゆかしい能面などをご紹介いたします。