イベント情報
Web版みまっ誌

イベントについては、諸般の事情により中止となる場合がございますので
詳細については各イベント問合せ先までお願いします。

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【終了】江戸時代金沢の出版ー本をめぐるいろいろ

 江戸時代、三都を中心に多くの本が出版され、流布しました。出版によって、これまで限られた人のためのものであった知と情報が、様々な身分・地域の人々に享受されるようになりました。知と情報が拡大化・均質化し、多くの人々が享受するようになったことは、日本文化の形成やその深化に大いにかかわっており、その意味でいえば、出版は日本文化の中核をなしていたといえます。各種情報の蓄積と伝達の手段にインターネットを介した電子的手法が加わった現代でも、緩やかに減少しつつあるとはいえ、本は流通し続けています。
 江戸時代の人々を魅了し続けた本は、江戸・京都・大坂の三都で出版されたものが圧倒的多数を占めますが、明治に近づくにつれて、各地方都市でも出版されるようになります。加賀藩の城下町金沢は、三都に次ぐ都市であったことから、地方としては早い時期から多くの本が出版されています。
 本展では、これら金沢で出版された本を通じて、金沢の人々がどのような知や情報を求め、享受し、そこからどのような文化を形成していったか、すなわち、江戸時代の金沢における出版文化の様相を通して加賀藩文化の諸相を紹介します。

【終了】企画展「神社に伝わる石川の能面」の開催(7/25-10/19)

2025年7月25日(金)より企画展「神社に伝わる石川の能面」を開催いたします。

 能楽、古くは猿楽と呼ばれた芸能は神社仏閣において祈りの儀式であるとともに集った人々の心を満たす娯楽でした。権力者による庇護のもと鎌倉から戦国時代にかけて洗練された能楽は、江戸時代に武家の式楽(公式行事)として公認され最盛期を迎えます。徳川将軍をはじめとした外交のおもてなし手段として各藩が能楽を隆盛させました。加賀藩では五代藩主の前田綱紀が能楽、なかでも宝生流を愛好し、その稽古相手を務めるために藩が抱える御細工所の工芸職人や町人へも推奨したことから、藩全体に能楽が浸透します。加賀宝生と呼ばれるまでに育った愛好魂は、明治維新で権力者の庇護を失いながらも、現在まで加賀の地に根付きました。
 この度は加賀藩前田家が尾山神社へ奉納した能面、大聖寺藩前田家より江沼神社へ伝わった能面、大聖寺藩前田家も信仰した菅生石部神社の能面、また前田家ゆかりの能装束もあわせて展示いたします。時代を重ね、深みを増した美しさを感じていただけましたら幸いです。

【終了】企画展「犀星と戦争」

 終戦から80年という節目の年をむかえ、長い戦争の時代を生きた文学者室生犀星の姿を見つめます。
 戦争の足音、勝利、熱狂、統制、欠乏、疎開、敗戦・・・。日中戦争から太平洋戦争へと戦局が進むなか、否応なしに国家と結びつき、変化を余儀なくされた文学者たち。犀星もまた時代の渦に巻き込まれ、時局に無関心でいることもあらがうこともできず、ゆれ動いていました。この時代に何を書くべきなのか、発表の場が失われていくなかでどうやって生き残るのか。戦争詩を書いたかと思えば命の尊さを説き、日本の古典に題材を求める一方で銃後の暮らしを淡々と描いた犀星。ただ変わらずあったのは真摯に文学と向き合う姿勢でした。

   私は私の文学だけを益々深くそだてることを忘れないようにしたい、
   私が生きて役に立つことはこの文学をいつくしむことだけである。
   (「文学は文学の戦場に」)

 時代に翻弄されたひとりの文学者として、また生活者として犀星が何を思い、どう生きたのか、当時の作品や出版物でたどります。

【終了】「はんこでつくるデコノート」

夢二デザイン&セキユリヲデザインのはんこをつかってオリジナルノートをつくろう!

【終了】第41回石川の歴史遺産セミナー「人びとは災害とどう向き合ってきたのか―歴史学の視点から―」

日本列島は、長い歴史の中で数々の自然災害に見舞われてきました。また、社会に危機をもたらす災いという点では、疫病も災害と言えます。こうした災害と社会との関係については、幅広い事例の歴史学の研究蓄積があります。
そして、近年は地震や水害が頻発し、世界的に影響を及ぼした新型コロナウィルス感染症の流行もありました。現代社会は、そうした災害と向き合い、対応していかねばなりません。とりわけ、令和6年能登半島地震および奥能登豪雨からの復興は、長期的な支援や展望を必要とします。
今回の石川の歴史遺産セミナーでは、最新の研究成果から過去の人々が災害とどのように向き合ってきたのかに学び、災害と隣り合わせである現代日本を生きる指針としたいと思います。

【終了】ワークショップ「いざという時役に立つ!防災グッズ」

お子様から大人まで楽しみながら防災について学ぶ体験型のワークショップです。非常持ち出し袋を準備してみる、生活必需品を段ボールで作ってみるといった災害時に役立つノウハウを身につけることができます。

【終了】木工作教室

夏休み恒例の「木工作教室」です。
専門のスタッフがサポートしますので、作品の仕上がりは期待できますよ。

【終了】れきはくゼミナール第2回「加賀藩の鷹匠と鷹の飼育」

「れきはくゼミナール」は石川の歴史や文化に関する話題について、当館学芸員が毎回テーマを変えてお話する講座です。
今回は当館学芸主任 林亮太が「加賀藩の鷹匠と鷹の飼育」をテーマにお話しします。
江戸時代、将軍・大名は盛んに鷹狩をおこなっていました。加賀藩主も例外ではなく、鷹狩好きの藩主が多くいました。藩主用の鷹は、鷹部屋(現在の金沢市石引4丁目付近)で飼育・管理されていましたが、それを担当していたのが鷹匠です。加賀藩の鷹匠組織、鷹の飼育の実態について解説します。

【終了】れきはくゼミナール第3回「中世以降の石川県における院派仏師の活躍」

「れきはくゼミナール」は石川の歴史や文化に関する話題について、当館学芸員が毎回テーマを変えてお話する講座です。
今回は当館学芸員の中井夏帆が「中世以降の石川県における院派仏師の活躍」についてお話しします。
「院派仏師」は平安時代中期の定朝を祖とし、「慶派仏師」・「円派仏師」とともに、由緒ある仏師の系譜です。石川県内では、特に曹洞宗寺院に「院派仏師」の作とみられる仏像が残っています。本講座では、県内の院派仏師の手による作例を紹介し、中世院派仏師の造像活動とその特徴についてお話しします。

【終了】開館20周年記念展「秋聲交遊録―『あらくれ会』の人々」

 現在、徳田秋聲記念館では30冊ほどの秋聲宛献呈署名本を収蔵しています。ほとんどが東京に現存する徳田家で保管されていたもので、そのうちの多くは、秋聲を囲む「二日会」および、その発展形となる「秋聲会」(のち「あらくれ会」と改称)にかかわるメンバーから贈られた著作です。
 ことに「秋聲会」「あらくれ会」では昭和7年より機関誌「あらくれ」を発行し、会員を自認する人々以外にもジャンルを問わず多くの作家たちが寄稿しました。秋聲を囲む仲間内の同人雑誌として出発した同誌は徐々に周囲を巻き込み、広く彼らの交わる場のひとつとなっていたのです。
 この展示では当館開館20周年を記念して、徳田家に遺された献呈署名本を一堂に公開すると同時に、雑誌「あらくれ」を絡めながら秋聲の幅広い交友関係の一端をご紹介します。

【終了】出動!夏の昆虫調査隊in樹木公園

樹木公園には、木々や花にあつまる昆虫がたくさん暮らしています。
観察や採集を通して、不思議がいっぱいの昆虫たちの世界をのぞいてみましょう!

【終了】第3回 金沢市子どもサマーパラダイス in KANAZAWA

年齢を問わず0歳児からお年寄りまでが、ニュースポーツ、ものづくりや旗源平などの体験に参加し、楽しく過ごすことができるイベントです。

【終了】わくわくフェスティバル2025 in KANAZAWA

市内の小学5.6年生を対象に行う合宿です。
金沢市子ども会連合会のリーダー委員(高校生)、少年委員(中学生)が企画・運営をします。

【終了】いにしえの世界を探る―金沢大学古代文明・文化資源学フォーラム2025

 金沢大学は古代文明・文化資源学研究所を組織し、私たち人類の過去をめぐる多彩な調査研究プロジェクトを活発に展開しています。そのねらいの時空間的な広がりは、文明誕生よりも古く遡る先史時代から近代・現代にいたるまで、そして日本列島のみならず新旧の大陸をまたぐ世界の各地にまで及びます。

 こうした活動の最新情報を中高生・学生・一般のみなさまにご紹介するため、今夏も恒例の公開フォーラムを開催する運びとなりました。考古学・考古科学・文化資源学の糾合を目指して金沢大学が取り組んでいる、先端研究の最前線にふれてみてください。

 詳細はウェブサイト(https://isac.w3.kanazawa-u.ac.jp/event/event20250726)にてご覧いただけます。

【終了】令和7年度夏季特別展「未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―」

 本展では能登半島地震の被災地からレスキューされた文化財を展示します。被災建物で埃にまみれていたもの、破損したままの仏像、整理されていない古文書などが多く、まだ調査も十分ではありません。
 ではなぜ、地震から約一年半でこのような展覧会を開くのでしょうか。それは、現在も埋もれたままの文化財があるからです。一般の家や、小さな寺や神社にも、地域の歴史を語るさまざまな資料が存在し、救出が及んでいない可能性があります。文化財レスキューについて知り、今からでも救いを求める声をあげてほしい、そのような思いを込め開催します。